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こんにちは、バストケアコンサルタントのまやです。
生理前に、胸が張っているな
と感じたことがあるという人は多いと思います。
少し大きくなった気がして、嬉しくなる
なんてことも、経験があるのではないでしょうか。
しかし、バストの張りは、
生理前や妊娠初期に感じるものだけでなく、
乳腺症などの病気が原因で起こることもあるのです。
そこで今回は、生理前に感じる胸の張りと、
妊娠初期の胸の張りに違いはあるのか、
また、病気が原因で起こる胸の張りとはどのようなものか
について、詳しく解説します。
・胸の張りはなぜ起きる?
胸の張りには、
女性ホルモンが大きく関わっています。
女性の身体は、
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という
2種類の女性ホルモンによってコントロールされています。
この2つの女性ホルモンは、一定の周期で分泌量が変動し、
バランスを保っています。
これが、生理周期ですね。
しかし、ストレスや、睡眠不足などが原因で
女性ホルモンのバランスが乱れると、胸が張るという症状が起こるのです。
このような原因以外にも、
生理前のPMS(月経前症候群)や妊娠のほか、
病気が原因で起こることも考えられます。
◎生理前に起きる胸の張り
女性の身体は、
排卵が起きると妊娠に向けての準備が始まります。
女性ホルモンのプロゲステロンは、
妊娠のために必要なホルモンで、
妊娠しやすい環境を整える働きをします。
排卵後から、プロゲステロンの分泌が活発になることで
乳房の乳腺組織が活性化します。
すると、血管の膨張などによって内側から圧迫され、
乳房に張りや痛みを感じるようになるのです。
しかし、
生理が始まれば、妊娠準備が必要なくなるため、
プロゲステロンの分泌量は減少し、
胸の張りはおさまります。
◎妊娠初期に起きる胸の張り
妊娠の初期症状として、
胸の張りを感じるという人も多いです。
妊娠すると、
赤ちゃんに母乳を与えるための準備として、
乳腺が発達します。
すると、乳腺を守るために
バストの脂肪も増えていきます。
このように、短期間でバストが大きく成長するため、
胸の張りを感じるのです。
生理が予定よりも遅れていて、
なお且つ、胸の張りを感じる場合は、妊娠している可能性がありますよ。
・病気が原因で起こることも
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胸の張りの原因は、生理前や妊娠初期、
女性ホルモンバランスの乱れだけではありません。
実は、
乳腺の病気が原因で胸が張ることがあるのです。
胸の張り以外に、
- しこりがある
- 分泌液が出る
- 乳房がへこんでいる
- 腫れて痛い
などの症状がある場合は、
すぐに病院で診断を受けるようにしましょう。
◎乳腺症
乳腺症は、乳腺にできる良性の腫れで、
30~40代の女性に起こりやすい病気です。
胸にしこりのようなものができたり、
乳頭から透明や血性の分泌物が出るなどの症状が現れます。
生理前に胸の張りや痛みの症状があり、
生理が始まると症状が軽くなるようであれば、
乳腺症の可能性があります。
自己診断で、他の病気と見分けるのは危険ですので、
医師に相談するようにしましょう。
●治療
原則的に治療の必要はありません。
規則正しい生活をすることを心がけましょう。
痛みは、かたいカップのブラジャーで乳房を固定して和らげる方法があります。
痛みが激しい場合は、男性ホルモンや黄体ホルモンを投与することもあります。
引用: 花王
◎乳腺炎
乳腺炎は、乳腺とその周辺が炎症する病気です。
母乳がうまく出ずに乳腺が詰まったり、
授乳中に乳頭から細菌に感染したりすることで炎症が起こります。
授乳時に痛みを伴うのですが、
痛いからと授乳をやめてしまうと、
乳汁が溜まり、さらに痛みが強くなってしまいます。
症状が悪化すると、発熱や乳房の激しい痛み、
膿のかたまりが出ることもあるため、
早めに病院を受診するようにしましょう。
●治療
医師の診断のもと早めに抗生物質を使うこと。乳汁がたまっているときはマッサージや吸引、場合によっては切開して取り除きます。
引用: 花王
◎乳がん
乳がんは、乳腺にできるがんで、
日本人女性では、なんと11人に1人の割合で発症する病気なんです。
20代でも発症する可能性はありますが、
特に30代からの発症率が高く、
30~64歳では、女性の死亡原因の1位が「乳がん」となっています。
進行すると胸の張りや痛み、しこりができるなどの症状が現れます。
早期に発見できれば、完治も可能な病気です。
40歳になったら、
定期的に健診を受けるようにと、推奨されていますが
出来れば、30代になったら定期的に検診を受けることをおすすめします。
検診以外にも、
セルフチェックで頻繁に確認することも重要です。
セルフチェックの方法については、
公益財団法人日本対がん協会から発行されている
を参照してください。
・まとめ
胸の張りは、生理前のPMS(月経前症候群)や妊娠、
婦人科系の病気など、さまざまな原因が考えられます。
生理前に起きる胸の張りは、
生理が始まれば徐々におさまっていきますが、
妊娠による胸の張りは、しばらくは続くことがあります。
生理予定日を過ぎても、
胸の張りが続くようであれば、妊娠の可能性がありますので、
市販の検査薬や病院で確認しましょう。
また、胸の張りには、
乳腺症や乳がんなどの病気が潜んでいる可能性もあるため、
定期的に検診を受けるようにしましょう。
乳がんは早期に発見することが重要ですので、
できるだけ頻繁に、セルフチェックを行なうことも大切ですよ。
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